男性の気持ち。
自転車をされる男性との立ち話。
私「時々、あそこの公園のダートコースも走らせてもらってるんです。」
男性「それは、すごい勇気ですね。だってあそこ、ジャンプする人たちがたくさんいるでしょう。とてもじゃないけど、私は入っていく勇気はないな。」
私「いやぁ、私もかなり勇気を出して行ってるんです。すごい方達の中にまぎれて、一人でただ普通に走ってるだけなんですよ。」
私はずっと、女性(特におばさん)一人で入ることはすごく勇気がいって大変だと思っていた。
ダートを走りながら、
我が子が走るのを見ているママさんたちの中にもやってみたい人は、たくさんいるんじゃないかなと思っていた。
(さくらっこだけでしょ、と友達から突っ込まれそうな気がしてきた。)
でもそうか。
男性は男性で、勇気がいるし、
私のようにど素人なら尚更。
この男性の方なんて、かなり上手いのに、ためらっている。
(この男性がそもそも走りたいとも思っていないかもしれないのに、私の勝手な “みんなダートが走りたいに違いない” 思考。笑)
そして、ママさんよりも、パパさんの方がやってみたいと思いながら眺めている方が圧倒的に多いかもしれないということに気が付いた。
実際、走っているパパさんは、息子一緒に始めたと言う方も多いし
(パパがやっていて我が子にもやらせているパターンも多いが)
夫さんも、次男がいるから“息子に付き合ってやっているパパ”だから、下手でもできると話していた。
ま、本当にやりたかったら有料パークでやるとか、友達や家族とやるなど、他にいくらでも手はあるけれど。
MTB講習の講師などをされる方との会話。
講師「MTBの上達が早いのは、1にこども、2にお母さん、3にお父さん(男性)なんですよ。こどもは、怖いとか危ないのボーダーラインをあまり引かないけど、意外と男性は、これは無理と自分でボーダーラインを決めてしまう方が多いんですよ。」
このことを夫さんに話したら、
夫「そりゃそうでしょ〜。家族とか仕事とか色々なものを抱えているんだから。そう簡単には怪我できないし、制御するよ〜。」
それもそうか。
私にも家庭も仕事もあるけどね。
“女性一人”といいながら、それが実は時に武器であったりする。
男性陣の優しさに甘えたり、おばさんであることを図々しさに取り換えたり、できなくても女性だから…と
心のどこかで利用しているのは確かだ。
(残念ながら、若さも可愛さもなく、女性ということしか活かせないから許してもらおう。)
とりあえず、
男性も大変だよな、
と思った今日この頃。
上手くても、牙が長くてカッコ良くても、色んな悩みや大変さがある。