MTBでM(毎日)T(楽しく)B(冒険を)!

30代後半の2児の母が、MTBにハマりました。年齢なんて関係ない!やりたいと動き始めたときが運命の時。どうなっていくのか、MTBが教えてくれる世界と私の軌跡をゆるりと残していこうと思います。

骨折するということ〜始まりのとき〜

肋骨を骨折するということ。

 

久しぶりに行った整形外科が、リニューアルしていたのを知るということ。

 

胸式呼吸から腹式呼吸を心がけるようになるということ。

 

お腹に力が入れられないから、お腹がぽっこり出てくるということ。

 

トイレも大変だということ。

 

バストバンドで締め付けるから、ただでさえ小さな胸が常に押しつぶされ、

胸が“自分はお腹の肉、背中の肉だと勘違いし始める”ということ。

 

ついでに、胸筋もなくなるからどんどん胸板が薄くなるということ。

 

横になるとき、起き上がるとき、無傷な方限定で寝返りをうつとき、

どこまで痛みを感じずに達成できるか、小さな戦いがあるということ。

 

うつ伏せになれないということ。

 

家族とは別室で寝るようになるということ。

(家族で川の字に寝ていたら死にかけた。)

 

思い切り笑えないということ。

 

くしゃみを吸い込む技を得るということ。

 

 ただただ体力が落ちるのが不安という思いから、

腹筋使わず、腕も振らない“足の前後運動”で散歩をするようになるということ。

 

自粛太りならぬ、安静太りと戦うということ。

 

 

 

肋骨を骨折するということ。

 

全身お湯に浸かれるので、他の骨折に比べると入浴が楽だということ。

 

実は二本折れていたことが判明したけど、

同時進行ならもう本数なんて関係ないと思えるということ。

 

職場の人の優しさを感じるということ。

 

病院の人たちの優しさも知るということ。

 

家族が率先して動いてくれるようになるということ。

 

夫さんの洗濯干しが上手になるということ。

 

 

 

肋骨を骨折するということ。

 

骨折した時の骨の回復の仕方を知るということ。

 

自分のわがままと愚かさを知るということ。

 

次は気をつけようと成長させてくれるということ。

 

ますますMTBへの愛が高まるということ。

 

もっと丁寧に乗ろうと気づかせてくれるということ。

 

日常や、MTBに乗れることにもっと感謝しようと思わせてくれるということ。

 

優しい心を取り戻し、人に優しくなれるということ。

 

自分をまた成長させてくれるということ。

 

 

 

 

気づかせてくれて、

教えてくれて、

ありがとう。